カヤックは専用のオートに座ってパドルで水を漕いで進むカヌーの一種です。
川だけでなく海でも乗ることが可能で、スポーツやアウトドアレジャーとして人気が高まっています。最初はスクールなどで講習を受けてスタートすることが一般的ですが、その魅力にのめり込むうちに自分だけのボートが欲しくなるものです。
しかし、船体やスプレースカート、パドルなどの必須アイテムの他にも、手に入れておくべき関連グッズが多数あります。
そこで、今回はカヤックに必要なグッズを10個紹介したいと思います。

まず、絶対に着用しなければならないグッズがライフジャケットです。
転覆することが当たり前のカヤックにおいては、ライフジャケットを装備していなければ乗る資格がないと言われるほどです。
最近のライフジャケットは高機能化が進んでいて、軽くて動きを妨げないことに加え、立体ポケットにスマートフォンなどのアイテムを収納することが出来るようになっています。

ベテランになるほどその重要性が分かるグッズがインナーウェアです。
初心者の場合はライフジャケットやアウターウェアを着用するためインナーウェアは普段着を着ることが多いですが、ベテランは必ず専用のインナーウェアを着用します。専用ウェアはウェアそのものに撥水加工がされているため濡れても吸水せず、身体が冷えないのです。
身体を冷やすと動きが鈍るため、特にハードなコースでは必須装備になります。

インナーウェアと同様に、グローブヘッドキャップ、ソックスも身体を冷やさないために装備しておくべきグッズです。
手が冷えるとパドルを操作することが難しくなりますが、気温が高くてもパドルを漕いでいるうちに手の皮がむけるなど支障が出ます。そんなとき、グローブを装備していれば冷えることも怪我をすることもないのです。夏の時期には日焼け防止としても役に立ちます。
カヤック専用のものというよりかは、マリーンスポーツのグローブを用意すれば大丈夫です。

ヘッドキャップも冷えと日焼けから頭部を守ってくれるアイテムです。防水性を重視して選びましょう。

疎かになりがちなのが足下で、ソックスが水を吸うと一気に身体が冷えます。
身体の末端が冷えると全身まで冷えが及ぶため、保温性に優れた素材のものを着用します。靴下単体としてみると高価ですが、手に入れる価値が十分にあるグッズです。

シューズは街中でも兼用できる違和感が少ないタイプを選んでおくと荷物を減らせます。
アッパー部分にナイロンやメッシュ素材を使い、さらにソール部分に滑り止めがあるタイプは水際でも街中でも利用できます。

安全にカヤックを楽しむための関連グッズがヘルメットです。
特に激流を下ることがあるリバーカヤックでは転覆する危険性が高く、岩に接触する可能性もあります。頭部を怪我することは大変危険ですので、ヘルメットは必ず着用しましょう。