ボトラーズって何だ?
1つは今までの記事でも紹介してきたようなオフィシャル物!
これは蒸留所が製造から販売まで全てをてがける一般的なタイプだ!
2つ目は自前の蒸留所は持たず、様々な蒸留所から原酒を買い付けてソレを独自に熟成させ、場合によってはブレンドして売り出すボトラーズだ!
このボトラーズの魅力は何といってもオフィシャルでは存在しない超長熟物やカスク物(樽出し、無加水)に出会えるという点にあるんだ!
当然オフィシャルボトルと比べて流通量も少なくボトル毎の当たり外れの差も大きくなるんだが、その一期一会感もウイスキー好きにはたまらない要素だったりするわけよ!
ボトラーズ ゴードン&マクファイル リンクウッド 15年
グレンリヴェット 15年 スミス
オーバー・アン・アイラ・レインボー 7年
イアン・マックロード チーフタンズ アードベッグ 20年
ブナハーブン 28年
ボウモア 23年
ザ・シックスアイルズ
このシックスアイルズ、エディンバラに本拠を構えるウィリアム・マックスウェル社ってメーカーが出してるんだがボトラーズの中では比較的有名で流通量も多い酒だからちょっとウイスキーに力を入れてる酒屋ならどこでも置いてると思う!
コンセプト
つまり名前の『アイルズ』ってのはアイルランドでもアイラ島でもなく(アイラも含まれてはいるが)アイランドモルトを指しているってわけだ!
肝心のお味の方は?
というのも、最初グラスに注いでみるとスゲー芋焼酎みたいな匂いするんだよこれが!
これ原料モルトじゃなくて芋なのか・・?なんて混乱しつつ、もう一度慎重に匂ってみたがやっぱり芋焼酎なんだこれが!
まさか瓶詰めの時、何かの間違いで芋焼酎入れちまったんじゃねえだろうな・・なんて不安になりながらもチビっと一口・・
・・・・!
それでようやく分かったんだ!これは芋焼酎じゃ無いってな!
要するに俺が最初芋臭い感じた匂いの正体はピートにスモーク、バニラ、薬草、潮、それにウッドの匂いが複雑に絡みあったモノだったってわけだ!
それに気付いちまえばそこからは完全なワンサイドゲーム!
トロットロで超濃厚なボディに絡みつくように、それぞれ6つの島の個性が次から次に飛び出してきてあっという間にノックアウト!
この酒の虜になっちまったんだ!
更に加水するとフルーティーな洋ナシ、チェリー系の香りが開いてきて全く別の顔を見せてくるってんだからもうたまらない!
溜息と共に鼻から心地いいピート香を吐き出しつつ、蝋燭の火のような柔らかい甘みを心ゆくまで堪能してようやく一言絞り出した言葉は・・
C’est trop bon!!
まとめ
今夜はダブルであと二杯いっちゃうyo俺は!
アディオス!
ザ・シックス・アイルズ 43度