第2位は杉錦　山田錦　キモト特別純米酒定価720ml1512円です。
こちらも静岡県藤枝市の酒蔵杉井酒造が造るお酒です。
この蔵元はキモト造りという昔ながらの造り方での仕込みを得意としており、深い味わい、程よい酸味が心地よく、バランスが抜群に良いお酒です。
この価格で上質な酒米山田錦を使用しているのはとてもコストパフォーマンス（満足度）が高いお酒と言えます。

そして栄えある第1位は、喜久酔(きくよい)純米大吟醸です。
静岡県藤枝市にある青島酒造の商品です。
喜久酔は日本酒ファンなら誰もが知っている銘品で、喜久酔シリーズすべて満足度が高く、素晴らしいお酒です。
お酒を造る青島専務は元々アメリカでトレーダーをやっていて転身、家業の造り酒屋を継ぐことになりました。酒造りに対してストイックすぎるほどの名杜氏で、儲けより先に品質向上、品質安定を守っています。

販売する特約店も増やすことなくむしろ減るほどで、お酒も種類が増えるどころか品質向上のために減らすほどです。蔵の一番上質なお酒である純米大吟醸の松下米はお米の旨みを最大限に引き出し、雑味は無くとてもきれいで美味しいお酒です。
松下米というのは、同じ静岡県藤枝市で有機農法で育てられる松下さんというお米農家が造るお米を使ったものです。喜久酔は松下米以外の商品もすべて自社で育てたお米を使用、全て有機農法です。
業界では有名な話ですが、田んぼの肥料やりの際、肥料の乾燥トウモロコシを撒きながら自分でも食べる光景です。自分で美味しく食べられないものは酒造りにも使わないということ。これにより全国のお酒の中でも唯一無二のものになるというわけです。
本当にとてもお勧めのお酒です。

お酒単体でも、もちろん美味しいのですが、どれも食事と合わせやすく、またずっと飲み続けたくなるような銘酒を揃えてみましたが、いかがでしたでしょうか。
少し静岡県の日本酒に偏ってしまいましたが、まだまだ全国各地にはたくさん美味しい日本酒があります。しかし、今回挙げたお酒は是非一度はお試しいただきたいと思います！