さてと、ここらでちょっと一休みするか、
アイラばっか飲んでても疲れちまうからな！肩の力を抜いてクールダウンがてら次の一本に行くとするか！

そんなわけで気分一転、スペイサイドからゆったり楽しめるこの一本。

名前にも書いてあるけどコイツはバーボン樽で熟成後シェリー樽に詰めかえて後熟させた二つの樽の個性を取り込んだイカしたダブルウッド野郎だ。
フルーツみたいな甘い香りにしっかりとコクのある濃厚なボディ、シェリーの豊かな余韻が残るゆったりした一本だな。
日曜の夜に日テレでも見ながらゆっくり呑ってくれ。俺はテレ東派だけどな！

コイツに関しては公式の商品紹介文を引用させてもらう！

俺もその通りだと思うぞ！
フルーティーさとスモーキーさがバランス良く同居してて上品かつ濃厚、毎日飲んでも飽きの来ない一本！飲むシチュエーションを選ばずどんな場面にも違和感なく収まってくれる万能ネギみたいな奴だ！

コレをシングル一杯やってからアイラへなだれ込むのが俺の最近のお気に入り！

今書いてて思ったんだがウイスキーの飲み方について言ってなかったからちょっと触れさせてくれ！
ウイスキー、特にモルトに関しては最初は必ずストレートで飲んでみてくれ！それでまず香りと味を確認してその酒の個性を堪能する！その後の飲み方は基本的には自由だが俺はティースプーンで少しずつ加水して香りの変化を楽しんでいく！一概には言えないがウイスキーってのは加水することで香りが開いていく酒なんだ！もちろんやり過ぎるとただの水割りになっちまうからそこは注意してくれ！何事もやり過ぎるとろくな事にならねえからな！

本当は個人の飲み方にあれこれ口出ししたくは無いんだがこの記事の目的はウイスキー初心者のお前らにウイスキーの魅力を伝える事だからあえてウザい事を言わせてもらった！勘弁してちょんまげ！

そんじゃ気を取り直してラストの一本を紹介するぜ！

今回一発目で紹介したザ・グレンリヴェットの18年バージョンだな！
上の12年から更に6年寝かせた兄貴分だ！

当然だが12年と比較してかなり濃厚！
トロっと！キリッと！黒霧島！なんつってる場合じゃねえぞ！
無茶苦茶トロッっとしてる！というか黒霧島トロっとしてねえだろアレ！
まあとにかくコイツはリヴェット12年のフルーティーな香りに更に濃厚なダイナマイトボディーが加わった感じ！値段も12年と比べて濃厚だがそれでも7000円台で手に入るはずだから飲む価値は十二分にあるぞ！
12年気に入った奴は是非ともこっちも試してみてくれ！

美味いよ！

と、まあざっくり紹介してきたがハッキリ言って3000円以上のスコッチウイスキーは殆どどれも美味い！もし一口飲んでコレはハズレだと感じたとしても時間をかけてでも一本飲みきってみろ！飲み終わる頃にはきっとその酒の良さが分かってくるはずだ！万が一それでも不味いと思ったならその酒はお前の舌には合わなかったってだけで決して酒が不味いわけじゃないからな！
ウイスキーを知るってことはつまり自分の舌を知るってことなんだ！
長々と書いてきたがお前らが一日も早く最高の一本(相棒)と出会える事を願ってるぜ！

次回はちょっと趣向を変えて低価格帯のウイスキーを何本か紹介してみようかと思ってるから楽しみにしててくれ！

アディオス！