今現在のジャパニーズウイスキーの相場で3000円以下となるとシングルモルトやエイジ物はかなり厳しい、というか絶望的だ。

なので必然的に現行ノンエイジのブレンデッド中心のランキングになっちまうんだが、がそんな中でも比較的味が良く何かしらの長所を持ってる物を選んでみたつもりだから3000円以下でどうしても国産ウイスキーを飲みたいっていうワガママ野郎は是非このベスト10を参考にしてみてくれ！

まずはおそらく今日本で一番目か二番目に売れてるであろうサントリー角。
コイツは過去の特集記事でも書いた通り、ハイボールにしてカットレモンでも添えて唐揚げと一緒に呑ってくれ！
正直ストレート・ロックはかなり厳しいがハイボールにすればそれなりに楽しめるからな！
ただし最近のウイスキーブームの影響で若干値上がり傾向にあるからネットで買うより近所のスーパーや量販店の安売り狙いでいった方がいいと思う！

1200円以下で買えるなら悪くない買い物になるはずだ！

続いてもサントリーから、
どの辺の層をターゲットにしてるのかイマイチよくわからん酒だが2000円チョイで買えるならまあアリかな。
店によっては2500円以上の値段がついてる場合があるがそこまで出す価値は無い。2500円出すならバランタイン・シーバスの12年やらジョニ黒が買えちまうからな！

まぁ香りもいいしそれなりの味にはなってるからストレートでもいけるジャパニーズ探してるって奴は一度飲んでみてくれ！

俺個人的な意見としては上のリザーブ買うならこっち買うかな。
値段も1000円近く安いし味もリザーブと比較してもぶっちゃけ大した差は無いからさ！
ストレートで飲むには少々アルコール臭さが気になるが、ロックで少し氷が溶けてきたくらいを狙うなら充分有りだと思うぜ！

あとコンビニ・スーパーどこでも売ってるから入手が楽ってのもポイントだな！
店によってはセールで1100円くらいで手に入る事もあるから酒屋行った時はチェックしてみくれ！

続いてはニッカの低価格帯主力商品のブラックニッカ・ディープブレンド！
コイツの売りは何と言ってもその値段の安さだよな！
この値段でも一応ちゃんとしたウイスキーになってるってのはさすがはニッカってなとこよ！
味は直線的で同じニッカの上位グレード商品のような奥行や変化を楽しむってところまではいかないが最低限モルトの甘みや樽香を感じられるブレンドにはなってるから買ってみて損は無いと思うぞ！

値段相応ってとこだな！

コイツも8位のサントリー・オールドと一緒に過去の安ウイスキー特集で紹介させてもらったが低価格帯のジャパニーズの中ではかなりオススメできる一本だ！

ってな感じで公式の紹介文にも書いてある通り、加水分量を抑えてカスク(樽出し)の風味を極力残した仕上がりになっている！
このご時世にこの価格でこれだけの物を出してくれる企業はそうそう無いからな！

ロック・ストレート・ハイボール、どんな飲み方でもそれなりに満足できる良い酒だ！

コイツは今や世界ブランドとなった竹鶴シリーズのNA物(年数表記無し)だな。『マッサンを見て竹鶴飲んでみたいけどエイジ物(17年とか21年）は高すぎてとても手が出ない』ってな奴はまずはコレを飲んでみるといいかも知れん！
正直エイジ物と比較すると味・香ともにかなり落ちるが『竹鶴』ブランド最低限の雰囲気は感じられるはずだ！

ただし、この価格帯になってくるとスコッチの安いモルトにも手が届き始めるから単純にコスパだけを考えるなら俺は間違いなくスコッチを選ぶ。
参考までに。