これについてはもはや説明の必要も無いかもしれませんが、週刊ヤングジャンプ(集英社)にて2000年7月13日発売の31号から2013年6月20日発売の29号まで連載されていた奥浩哉氏による超人気青年漫画です！
全37巻の累計発行部数は2100万部！青年漫画としては驚異的な数字です！

連載開始当時としてはまだ珍しかったデジタル作画技法を駆使して描かれるその斬新な画面は漫画ファンだけでなく多くの商業プロ漫画家にも多大なる影響を与えました。
現在のデジタル作画ブームの火付け役となった作品と言っても過言ではないでしょう！

作画技法と同じく、設定や世界観も非常に独創性に溢れ斬新の一言です！ジャンル的にはSF作品になると思いますが、あくまで現実と地続きの世界、読者にこんな事実際あるかも知れないな・・と感じさせる絶妙なラインで描かれており、まさに『大人向けファンタジー漫画』という表現がピッタリの作品だと思います！

個人的には作中に登場するメカや武器デザインが抜群にカッコ良くドストライク！ホントたまりません！

Zガン欲しいいいいいいいいいいいいいいい！

GANTZの劇場版作品は以前にも二宮和也・松山ケンイチ主演で実写版が2作公開されています(2011年公開）。
当然筆者も2作品とも観ましたが正直出来としては・・・。

やっぱり漫画原作の邦画はこんな感じになるわなぁ・・と原作ファンとしてはかなり落胆した思い出があります(笑)

それから5年後の2016年10月、今度はフル3DCGアニメーション映画として公開されたのがこの『GANTZ:O』です。
個人的に大好きな大阪編という事もあり期待度MAXで公開一週目に早速観に行ってきましたが・・

過去の二作とは全く別物！本当最高でした！

まず実写をやめてフル3DCGアニメーションにするという選択が大正解だったと思います！
やっぱりGANTZの世界観と3DCGの愛称は抜群！
しかもCG作画のレベルが無茶苦茶高いのでほんと実写を見てるような気分にさせてくれます！とにかく画面がリアルで超綺麗！それだけでも原作ファンからしたら感泣物ですがこの『GANTZ:O』は脚本もかなり原作の大阪編に忠実に作られています。当然尺の関係で削られたキャラや多少のシナリオ変更はありましたがてそれでも全然満足できるレベルだと思います。またキャラや設定説明なども端的で違和感無いレベルで織り込まれているので原作を知らない方でも充分に楽しめる内容になっているとおもいます！

とにかく非常に完成度の高いこれぞ映像版GANTZ！と言うべき作品ですので原作ファンの方はもちろん、まだ原作を読んだことがない方も是非一度見てみて下さい！

Blu-rayを買う価値がある文句無しの名作です！